法律の制定からどんな問題が起こっているのかがわかる

2018年4月から、自転車に乗る人はすべて自転車保険に加入すべきと決まりました。
事の発端は、坂道を猛スピードで走り下りてきた小学生の自転車が、歩いていた高齢者に激突し、命を奪ってしまったことにあります。
子供に刑事責任が問えない以上、親への判決に注目が集まりましたが、裁判所は数千万円という巨額の賠償金を命じました。
この結果を受けて、子供の起こした事故を親が償うのは当然と感じた人も多かったことでしょう。
最近では、スマートフォンを操作しながら自転車に乗っていた女子高生が、やはり高齢者にぶつかっています。
法律によれば、ながら運転は罰則の対象なのですが、実際にはしている人を取り締まるだけの人材がいないことが放置されている一番の要因です。
また、注意されなければいいだろうという考え方自体が、根本的な問題ともいえます。
法律によって保険に入ることが義務付けられたとしても、自転車による走行そのものが安全なものになるとは限らないところに、法律による制限の限界を感じさせられます。


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